義経まつり(鎌倉まつり)|江ノ電とパレードの競演がみられる奇跡のまつり!


今回は鎌倉まつりのイベントのひとつに数え挙げられる『義経まつり』について特集いたします!
義経まつりは、江ノ電「腰越駅」が最寄り駅の「万福寺」を起点として行われるお祭りです。
どちらかといえば地元のお祭りで、観光向けの内容ではありませんが、観光で来られるのは正直アリだと江のくんは思います!
その理由はズバリ、江ノ電が通り抜ける腰越商店街で、江ノ電とパレードが共同で道を使っているというハチャメチャぶりが見られるからです!
そして、祭りの賑わいもなかなかものですよ!
なのに、ネット検索しても義経まつりについての情報が出てこないんですよね。
ということで、当サイト「カモメラウンジ」では、義経まつりを無駄なく120パーセント効率よく見られる方法をお教えしちゃいます!
観光パンフレットにも書かれていない具体的な内容はもちろん、開始時刻や実際の見どころなどもすべてお教えいたしますよ!
目次
1.義経まつりの概要と、観光客が見るべきポイントはここ!
■義経まつりの時間枠は以下の通りです(2019年度を一例とします)
①義経慰霊法要
12:00~12:45
(満福寺)
②パレード
13:15~14:10
(龍口寺前から腰越天王屋敷)
③イベント
14:10~16:15
(満福寺)
公に出ている情報はこんなもんです。
でも、この時間枠を見て、何をどのように祭りが楽しめるのかイメージつかなくないですか?
観光客としてよくわからず、12:00に万福寺に行ってしまったら、時間ロス半端ないという罠!
ということで…
■プログラム内容を具体的に解説します!
まず、①義経慰霊法要は、一般の観光客は関係のないものです。
③のイベントは、万福寺境内で、地元の高校生たちの演奏やミス鎌倉、手作り甲冑のお話を聞くなど、内容が地元ネタに特化しています。
ですので、住民ではない観光客にはヒットしにくいネタといった印象です。
ということで、ぶっちゃけます!
観光客が楽しめるのは②のパレード一択ということになります。
正直②のパレードも、地元の高校生たちの演奏を聞くという意味で③と変わりないですが、ポイントは腰越商店街でパレードが行われるということにあります。
腰越商店街とは、観光でよく利用される江ノ電が、唯一路面電車のように商店街を通り抜けていく道。
そこを、江ノ電とパレードが道を譲り合いながら実行されるというのは、かなり大胆なシステムじゃないでしょうか!?

そこをパレードが通り抜けていくわけだから、すごいです!
■パレードの通り道と場所取りの必要性について。
パレードは、龍口寺入り口から万福寺までを通り抜けていきます。
具体的には、龍口寺を出て、腰越商店街をまっすぐ突き抜けて、江ノ電腰越駅の脇を通り抜け、万福寺に向かう一直線の道です。
ですので、基本はこの道のどこで待っていてもよいと思います。
時間ぎりぎりに行っても、混雑はしていますがどこか隙間を見つければパレードを最前列で見ることができるので、場所取りは必要ないと思います。
龍口寺入り口付近からパレードはスタートなので、そこで見たい場合は、スタート時間に見に行くとちょうどよいです。
ですが、万福寺の方で待つ場合は、時間をかけてパレードがやってくるので、開始時間より遅くに着くのがちょうどよいです。
遅すぎるとパレードが通り抜けてしまうので、時間調節が少し難しいかもですね。
2.義経まつりの実際の様子をお見せします!
義経まつりが行われるのは、腰越駅から数分の距離にある万福寺境内で行われます。
万福寺へ行くには、江ノ電の線路を渡る必要があります。
ちょっと面白いところにありますよね!
法要が終わったくらいの時間の、まだ準備中の万福寺境内の様子。
いつもと違った空気ではありますが、穏やかな雰囲気に満ちています。
すごいのは、本堂が、がばーーー!っとあけられています。
普段は閉められているので、すごく新鮮です!
外から本堂が見られるという意味で、いつもと違った万福寺の様子を見られるのは「義経まつり」の魅力の一つではないでしょうか。
ちなみに、写真のピアノの前に座っている男性は、ピアニストの「hidenori」さんです。
土日に万福寺でピアノの演奏をされていることがあります。
とても穏やかなお人柄で、ピアノの演奏はその人がらの出た優しさが漂います。
「お寺×ピアニスト」という、不思議なコラボが実施されているのも、万福寺の魅力ですね。
さあ、パレードの時間になりました。
境内にいたさんさ踊りの皆さんが駆け足で出て行ったので、江のくんも後を追いかけることにします!
ピンクの衣装を見にまとった、さんさ踊りの皆さんの脇を、江ノ電が通り抜けていきます。
ここを車両通行止めにしてパレードが通り抜けていくのですが…。
この後、驚きの光景に出会いますよー。
そして、商店街の先からパレードの先頭がやってきました。
今回は、鎌倉高校学校の吹奏楽部のみなさんから、パレードはスタートです!
その後、ミス鎌倉の3人を乗せた車が通り抜けます。
や、ちょ、マジで美しいんですが…。
パレードの後の、イベントでミス鎌倉の皆さんのご紹介があったのですが、彼女たちは美しいだけでなく、学力もあり、語学も堪能でいらっしゃるようで、美しい発音の英語を話されていました。
住んでいる世界が違うひとたちって、本当にいるんですね。
「鎌倉手作り甲冑、とんぼの会」のみなさんです!
手作り甲冑、とのことですが、びっくりするくらいハイクウォリティ!
江のくんも作ってみたいなあ…。
続きまして、七里ヶ浜高等学校吹奏楽部です。
七里ヶ浜で青春しているみなさんて、なんだかロケーションから素敵ですね!
続いて、腰越中学校のみなさん。
こんな感じで、地元密着型のパレードです。
けれどここ、江ノ電の通り道ですからー!
って思っていたら、
「電車が来ましたー」という掛け声とともに、ぴたっと演奏が中止されます。
え?と思っていたら、手際よくみなさん、道路の脇に寄って、そこに江ノ電が通り抜けていきました。
江ノ電が通る瞬間は、江ノ電に向かってみんな拍手喝采。
なにこれ?
江ノ電が走り抜けていくと、元の陣形に戻ります。
再びパレードがスタートです!
続いて、岩手県立大学から「さんさ踊り」のみなさんです。
岩手からここまで来たってこと!?
そこに再び江ノ電が!?
手際よくみなさんは脇によけて、通り抜けていく江ノ電に手を振っています。
なんか、電車とパレードがともに道を歩くっていうアットホームな展開。
電車が通り抜けたら、再びパレードが再開です。
って感じで、このロケーションでパレードやるなんて、正直反則ばりの面白さでした。
ただの地元のパレードなら、観光として見にくることはないでしょうけれど、やっぱり江ノ電の走る道で行われているとなると、話は別ですよね。
パレードを行ったみなさんは、みんな万福寺の境内に集まります。
その後は、ひと団体ごとに自己紹介して、演目の発表を行われます。
先ほどゆったりとした雰囲気の境内が、こんな感じに。
江のくん、とっても気持ちがほっこりする日でした。
3.まとめ|江ノ電×パレードという夢の競演が開催されます!
ということで、義経まつりは、観光としてのイベントではありません。
けれど、普段江ノ電が通る道を通行止めにして、江ノ電と道を譲り合いながらパレードが行われる様子は、正直一度は見ておいて損はないように思います。
義経まつり、という名ですが、本当に、地元の人たちのためのお祭りですので、義経ファンとして見に来ても、義経義経しているイベントではないので、そこはご注意ください。
腰越商店街のお店の人も、この日ばかりはお店から出てきて、和やかにパレードを鑑賞されているところもありました。
こういう雰囲気って、いいなと思いました。

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