和田塚駅【江ノ電】|江ノ電の味わいレトロ感香る、隠れた美駅
江ノ電大好きカモメの”江のくん”と申します。
和田塚駅。
鎌倉駅のすぐ隣の江ノ電駅ですが、みなさんは和田塚駅に降りたことはありますか?
江のくん、実は和田塚駅って、ほとんど降りた記憶がありません。
周辺にめぼしい観光スポットもないですしね。
江のくんは藤沢住民なのですが、考えてみれば降りる理由がなかったんです。
けれど、和田塚駅を調査するために下車してみたのですが、実は隠れた魅力持つ駅であることが分かりました!
それは、江ノ電のレトロな気配をそのまま残しているため、なんとも懐かしい景色を感じさせてくれるのです。
ということで今回は、和田塚駅を特集してご紹介したいと思います。
目次
1.和田塚駅の魅力度パラメーター(※江のくん調べ)
駅札の下部にあるイラストは、クロスした刀。
和田合戦のあった和田塚らしい、戦を象徴とするデザインです。
①癒され度 ★★★★☆
周辺の静かさや、小さいホームの中央には、小屋や花壇があります。
全体として、ゆったりした雰囲気が漂っていて、これはもう癒しとしかいえない。
②駅名忘れられる度 ★★★★★
「江ノ電駅覚えたんだぜ。鎌倉だろ、由比ヶ浜に、長谷、極楽寺、稲村ケ崎、七里ヶ浜…」
→「って、ちょ、出だしから和田塚が抜けてんじゃん!!」
て、なりやすいです。
③観光地度 ★☆☆☆☆
少し歩けば鎌倉駅周辺、由比ヶ浜駅周辺の観光地に行けます。
が、和田塚周辺と厳密に範囲を区切って考えると、観光地は、ほぼなし。
2.和田塚駅の特徴、地図
単線でホームは一面の小さな駅です。
無人駅で、出口は二か所、鎌倉方面と藤沢方面のどちらにもあります。
鎌倉方面の出入り口はスロープとなっています。
さあそして、和田塚駅で一番特徴的なものをご紹介します。
それは、駅の中央にある休憩小屋です。
江ノ電駅の駅ナカで唯一の休憩小屋が、和田塚駅にのみに存在します。
その唯一さが、地味に個性を放ちます。
そして、小屋の脇には花壇がひとつあり、その隣にトイレが設置されています。
ということで、小さいながらも、コンパクトにいろいろと詰め込まれた駅ですね。
離れて見れば、まるで手作りのミニチュアボックスのような魅力の駅ではないでしょうか。
利用客は和田塚周辺の住民の方がほとんどなのか、江ノ電乗降客数は、15駅中14位。
けれど、しつこいようですが、駅はなかなか味わい深いです。
3.和田塚駅の観光・楽しみ方をご案内します!
観光地といわれるほどの場所は基本ありません。
和田合戦による死者を弔うためにつくられた「和田塚」や、昔、処刑場があったときの罪人の供養のためにつくられた六地蔵などがあるくらいです。
鎌倉の歴史を紐解くにはどこも重要なスポットです。
けれど、観光地、とはちょっと違う感じがしますよね。
とはいえ、鎌倉駅近くの環境なので、飲食店は意外と多いです。
特に、六地蔵周辺の商店街などは、のんびりした鎌倉の景色を散策してみたい方には、ちょうど良いスポットかもしれません。
また、駅の正面に見える「無心庵」は、観光雑誌によく取り上げられる有名な甘味処です。
まとめると、和田塚駅は、周辺住民と鎌倉通以外の人は、それほど利用する機会はないと思われます。
お隣の駅は「鎌倉」と「由比ヶ浜」、その奥には「長谷」がありますので、観光するなら素直にそのあたりの駅を利用してください。
4.和田塚駅の駅ナカをご案内します!
和田塚駅外観です。
出入り口は2か所あり、こちらは鎌倉駅方面です。
緩やかなスロープをのぼっていくと、駅ナカです。
無人駅なので、駅員さんは基本いません。
ホームからの景色です。
どうですかみなさん。
なんか、単線の懐かしい風景が今もそのままのこっているような感じがしませんか。
和田塚駅、実はとても味わい深いんです。
スロープの先にはすぐにトイレがあります。
トイレの正面には花壇です。
江ノ電駅で花壇があるのは、隣の由比ヶ浜駅と江ノ島駅と、和田塚駅だけです。
花壇の隣には、見てください。
駅の中に、小屋があります。
他の江ノ電駅にはどこにもこんなのないよー!!
駅の中に小屋って…。
なんて味わい深いんだ!
中に座り、ぼーっと休憩中。
江のくんがぼーっとしていると、江ノ電がやってきました。
ああ、なんか、和田塚駅、良い…。
味わい深い。
先ほどと反対側の、藤沢方面の出口です。
駅から出るときは階段になっています。
そのまま線路沿いを進むと、すぐにこんな看板が。
すぐ目の前には、観光雑誌などでよく特集されている、甘味処の「無心庵」が見えます。
無心庵には、正面の柵の途切れたところから線路を渡る必要があります。
おーっと、江ノ電がやってきました。
傘普通に指していたら、電車にぶつかっちゃいそうなくらいの幅しかないよ!
かなり間近で流れて行く江ノ電。
そのまま江ノ電は和田塚駅に停車しました。
線路脇は、壁とホームに挟まれた江ノ電。
屋外の開放感と、駅自体のぎゅうぎゅう感が同居していました。
この景色はもはや”美”といえるのではないでしょうか。
ということで、いかがでしたでしょうか。
和田塚駅の特集はここで終わりです。
江ノ電駅の中でも、存在感の薄い和田塚。
けれど、実際に降り立ってみると、駅の放つ味わい深さは半端なかったです。
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