タンコロ【鎌倉海浜公園】|旧型の江ノ電車両タンコロの常設展示あり!
江ノ電大好きカモメ”江のくん”です。
今回は、由比ヶ浜にある鎌倉海浜公園の常設展示”タンコロ”のご紹介をしたいと思います。
タンコロとは、むかし江ノ電を走っていた車両の愛称で、とても貴重な資料でありながらも、鎌倉海浜公園に屋外で展示されています。
しかも、どなたでも出入りは自由なんです、ちょ、鎌倉市、太っ腹すぎませんか!?
さて今回は、タンコロの分かりやすいご紹介をさせていただいてから、外からのタンコロの様子、そしてタンコロ内部の様子もばっちりお見せしたいと思います♪
ではさっそく、ご覧ください!
1.タンコロのある鎌倉海浜公園(由比ヶ浜地区)の地図、アクセス方法
■徒歩:JR鎌倉駅東口から徒歩約15分
若宮大路を海岸方面に南下します。
駅から海まで道はまっすぐのため、とても分かりやすいです。
途中には湘南を感じさせるようなショップや飲食店が多数あります。
■電車:江ノ電和田塚駅より徒歩約5分
改札を出て右方向にまっすぐ歩いていくと、突き当りに公園があります。
直進のため道はわかりやすいです。
地図:
2.タンコロのポイントをここに凝縮してお伝えします!
①貴重な昔の江ノ電の中にいつでも入ることができる
過去の貴重な江ノ電に、いつでも入れるって、すごくないですか?
受付などもなく、出入りが自由なんです。
せっかくなので、中でゆっくりしてみることをおすすめします。
【注意】ただし、9:00~16:00の間が解放時間であることと、雨天時は内部保護のため閉められていますのでご注意ください!
②中に入った瞬間、昔にタイムスリップしたような体験できる
タンコロが走っていた時代は古く、中に入り座席に座り目を閉じれば、一瞬でタイムスリップしてしまうのではないでしょうか。
長年走り続けてきたタンコロ自身の思い出が、そうさせるのかもしれませんね。
③近くは由比ガ浜の海があります。
タンコロ車内の窓から海の景色が見えることも、日常を忘れられるような不思議な感覚につながっているのかもしれませんね。
そしてタンコロを見に来たついでに、由比ガ浜によって、海を散策してみてもいいのではないでしょうか。
3.【タンコロの説明】外見は可愛く粘土細工で作ったようなおもむきがあります。
■タンコロ物語■
江ノ電は当時、単一車両(一両)で走っていまいた。
そのため“タンコロ”という愛称で呼ばれるようになりました。
タンコロとは、江ノ電の電車の『100系』の旧型車両のことを指します。
また、今回ご紹介する鎌倉市海浜公園に置かれたタンコロは『107号車』の車両となっています。
タンコロの誕生は1931年(昭和6年)で、その後1980年(昭和55年)まで江ノ電のレールを走っており、その期間は約50年です。
107号車のタンコロは、最後まで単一車両で走り続けました。
そしてタンコロは引退後、江ノ電から鎌倉市に引き取られました。
その後、現在と同じ場所である鎌倉市海浜公園由比ガ浜地区に展示されるようになりました。
タンコロを東側から見た外観です。
屋外にこんな貴重なタンコロが置かれているって、すごいことだなと思います。
海の真ん前ですし、正直ここにあったら潮風で半端なく劣化しやすいはずです。
江のくんは海から少し離れた区域に住んでいますが、それでも自転車が半年待たずにボロボロになりました。
潮風は恐ろしいのです。
けれど、このタンコロは、すごくきれいに塗装もされているんですよね!
人に愛されて大切にされているのだなと思います。
そしてこちらはタンコロのレールラインです。
ちなみに、車体の質感がまるで粘土細工のようでかわいいなと江のくんは思ってしまいます。
こっちは東側から見た様子。
上部のライトからレトロで、なにか作り物のような味わいがあります。
このタンコロが、実際に人を乗せて走っていたんですね。
タンコロを側面から。
横にも「107」の番号が刻まれています。
さあでは、中に入ってみましょう!
4.中に入れば、タイムスリップした感覚に。
内部はこんな感じです。
当時の時代を感じさせるデザインですね。
レトロで、おしゃれです!
床は木材がそのまま。
天井のライトも、当時を思わせる洋風のつくりですね。
ちなみに、立ち上がると余裕で網棚に手が届きます。
当時は江ノ電も小さかったんだなと思ったのですが、この間江ノ電に乗ったら、高さが同じだったんです。
てことは、江ノ電て、今は知っている車両も天井に手が届きやすいし、普通に他の電車よりも小ぶりなんですね。
さあ、せっかくなので椅子に座ってみましょうか。
座って周囲を見回したら、まるでタイムスリップをしたような気持になります。
どこでもない場所に紛れ込んだような、そういう不思議な気持ち。
ちょっと不思議な気持ちになって、日常を忘れるにはちょうどよい場所だなと思います。
さあ、では端っこの方に行ってみましょう。
車両の前側に来ました。
レバーが付いていますが、これで運転していたんですよね。
ちなみにこちらが今の江ノ電です。見比べてみてください。
うーん、近代的に見えます!!
窓枠は、両サイドを指で引き上げるタイプです。
「懐かしいー!」って方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今はこんなかたちの窓枠は相当少ないですよね。
タンコロの中から外を見ました。
広場の奥には、由比ガ浜の海が広がっています。
後で海辺を散策してもいいかな。
そして、江のくんが行ったときは、時折他の方も車内で休憩をとられていました。
なんとなく休憩をされる方もいらっしゃりますね。
みなさんきっと、時間旅行に出られているのではないでしょうか。
ゆったりした時間が流れます。
ただ、時間が過ぎていく。
そんな休日があってもいいなあと、タンコロに入るたびに江のくんは思うのでした。
5.タンコロのある鎌倉海浜公園(由比ヶ浜地区)の基本情報
住所:〒248-0014 神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目7−1
Tel:0467-22-7272(鎌倉海浜公園 由比ガ浜地区 管理事務所)
車両内部に入れる時間:9:00~16:00
※【注意】雨天時は内部保護のため入れません。
駐車場の有無:あり【ただし有料のみ!】
おススメは、タイムズ由比ヶ浜地下駐車場です。混雑時やシーズンインを除けは、収容台数200台の地下駐車場となっており、安心してご利用いただけると思います。
■営業時間
夏季( 7/1〜8/31) 6:00〜21:00
上記以外 9:00〜18:00
■料金
夏季 (7/1〜8/31 ) 30分毎260円
上記以外 30分毎200円
一泊料金 1000円
地図:
6.まとめ|タンコロは名前からして可愛すぎて困る
見た目が可愛いタンコロですが、中に入れば、自分の思い出の中に誰もが入れるような、そんな不思議なエネルギーがあるように思います。
このタンコロが江ノ電のレールを走っていたという事実が本当に感慨深いです。
もし機会があれば、実際にタンコロを見に由比ガ浜に行かれてみてはいかがでしょうか。
ちなみにこちらのタンコロは貴重な展示資料ですので、もし行かれて中に入ったときは、飲食などで汚さないようにはお気を付けください。
みんなで大切なタンコロを守っていきましょう!
Comments