江の島|「杉山検校の墓」が1ページで簡単にわかります
1.杉山検校の墓って、どんなところ?
江の島の島内にある「西浦霊園」のなかに、杉山検校の墓があります。
杉山検校とは
杉山検校は江戸時代に活躍した「鍼師」です。
本名は和一(わいち)といい、和一は幼いころに失明をしています。
そんな和一が、江の島の弁財天の社に、21日間こもって祈願した帰りに、「福石」につまづきました。
それがきっかけで「管鍼法(かんしほう)」を思いついたといわれています。
管鍼法とは、管に針を入れ、その端を指でたたいて患部に刺し込む鍼術のことをいいます。
管鍼法をあみだしたことで、5代将軍徳川綱吉から、江戸本所一つ目に領地を与えられました。
さらにその後「杉山流鍼治導引稽古所」が、徳川綱吉の命により設立されました。
杉山検校の墓地の場所をご案内します
杉山剣豪の墓は、場所が分かりにくいので簡単解説します。
目安は、辺津宮に向かう途中の、赤い橋の先にある「江の島市民の家」のすぐそばです。
江の島の赤い鳥居から東側の坂道をのぼっていくと行きやすいです。
江の島市民の家を向かって左を見ると、塀の側にこのような案内板があります。
杉山検校についての情報がかかれている案内板でした。
案内板のすぐそばに、このような門があります。
門を開けて、階段を下っていくと、割とわかりやすい位置に杉山検校の墓があります。
江の島に住まわれている方向けの霊園なので、なかなか入りにくい雰囲気。
けれど、入口にも案内が出ていますので、観光客が入っても問題はないようです。
そもそも「検校」って、なに?検校(けんぎょう)とは、中世から近世にかけて、日本の盲官(盲目の役人のこと)の最高位の名称を指します。
また検校専用の頭巾や衣類・杖の所持も許されていたのだそうです。
他にも江の島で有名な検校の像があります。
奥津宮に「山田検校の坐像」があり、山田検校は琴の奏者として名をはせました。
2.杉山検校の墓の見どころを写真でご紹介します
①西浦霊園の門
それではさっそく、門を開いて中に入ってみたいと思います。
②霊園入り口のくだり階段
緑が深く、苔むした階段は、趣き深くもあり、霊園だけに薄暗いのがちょっと怖いようでもあり…。
③杉山検校の墓
階段を下ると、すぐに杉山検校の墓がありました。
きれいに整備されており、参拝しやすい雰囲気。
また、墓のすぐそばには立札があります。
また、その奥には海の景色が広がっています。
④下り階段
霊園をさらに下る階段があります。
周辺には墓地が並んでいて、厳かな雰囲気にも感じられます。
ずいぶん昔からあるような墓石も見られます。
⑤西浦漁港
そして、階段を下り切った先には、西浦漁港につながっておりました。
江の島島内にある、唯一の砂浜です。
爽やかな海辺の景色に、気持ちもほころびます。
3.杉山検校の墓の場所・地図について
場所:〒251-0036 神奈川県藤沢市江の島2丁目2−14
地図
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