湘南移住|勢いで湘南エリアに引っ越した時のことを振り返る。

湘南藤沢の生活















江のくん
江のくん
こんにちは!元東京都民だったカモメの”江のくん”です!

たまには雑記を書いてみたいと思ったので、今回は江のくん自身の話をさせてもらいます。

今回の雑記テーマは「湘南地区への移住」です!

実は江のくん、海があるこの辺の雰囲気が好きだからという理由で引っ越してきたんですよね。

あと、なんか同じ日々の繰り返しがつまんないとか。

あと、なんか、もっとキラキラした生活したいな、とか思ったんです。

江ノ島のある湘南の雰囲気って、なんかいいじゃないですか。

スローライフって感じ?が。

引っ越した理由って、本当にこんなイメージでした。

で、前は東京に住んでいて、仕事は10年同じところで続けていました。

なので、その時は引っ越したい気持ちを周りに話すと

「そんな理由で仕事辞めるのもったいなくない?」といわれたし、

江のくんもそう思っていました。

けれど、

江のくん
江のくん
人生、一度きり!

江のくんはカモメなので「カモメ生、一度きり!」が正しいのかな。

とにかく、やりたいことをやらなきゃって思って、

えい!引っ越しちゃえっ☆ってな感じで、

結局住み慣れた街から数年前に湘南エリアに引っ越してきました。







移住をしてみてすぐに感じていた虚無感。

家の脇を江ノ電が通り、窓を開けたら江の島が毎日見えるマンションでしたので、初めの頃は本当にうれしかったです。

今までの、退屈な日々とはおさらばじゃ!

観光地の側に住むって超得で、行き放題じゃ!!

そんな感じで地の利を生かし、江の島にも鎌倉にも自転車や江ノ電でよく遊びに行きました。

友達も呼んで、自慢もしました。

しかし、人間というのは恐ろしいものです。

すぐに、その環境に「慣れ」てしまいました。

そりゃもう、引っ越した喜びフィーバーなんて、1か月くらい

です。

江ノ島は自転車で気軽に行るわけで、

そしたら10回を越えたくらいから、

遠くから通っていたときの、あの感動、

みたいなのがなくなってくるんです。

観光区域は行き尽くしちゃた感。

で、大好きな江ノ電も、日常利用するものになるじゃないですか。

で、鎌倉もメインの観光区域に今までより簡単に行けちゃう。

海だって、何度も通うと「同じ景色」って思えて来る時期が来るんです。

割とすぐに。

で、あと大きいのは職場ですよね。

海の近くに住んだところで、サラリーマンの日常は、職場で日々生きているわけですよね。

で、通勤・通学でぎゅうぎゅうのJRに乗って毎日のように職場の病院(江のくん、リハビリの仕事しています)に行ってるわけだから、観光で来ていた時のように、のんびり海辺の散策を日常的に行えるかっていったら、違う。

で、仕事終わりに海を散策したいかって行ったら、まあ家で休んで明日に備えたいっていう。(結局その程度の熱量だったわけですね)

病院から窓の外を見て、あー、海行きたい…、なんて思ったり。

たぶん、江の島のカフェで仕事していたら、また違ったのかも?

うーん、どうなんだろう、おんなじかなあ。

結局、カフェで働いても、テラスでのんびり日向ぼっこして海眺めてジュース飲んでいるわけじゃないですもんね、仕事って。

なので、引っ越したばかりのころって、正直「あ、ヤバい」と思っていました。

なんか、思っていた生活と違う…?
江のくん
江のくん

結局、海の側に住んだら、なんかいい感じにゆったり生活できて、なんかいい感じにストレスなくなるんじゃないのかって思っていたけれど違いました。

電車込んでいるし。

仕事はまたハジメマシテのよそ者が部署内で溶け込む努力からスタートですし。

電車込んでいるし。

慣れない仕事に慣れる努力って結構エネルギー使うし。

電車込んでいるし。

電車込んでいるし。

同じことの繰りかえす毎日がだんだん飽きちゃって、違うところ行ったら、なんか新しい自分に勝手に生まれ変わって、勝手に新しい体験が降り注ぐんじゃないのかなって引っ越す前は思っていたわけです。

けれど、住みかを変えても、同じ生活を始めたら、同じような生活が繰り返すのは、当たり前のことですよね。

バカですね。







あれ?じゃあ湘南への移住は、失敗だったの?

移住をしてみて失敗だったか、と聞かれたら、答えはNoです。

確かにイメージしていた生活ではなかったけれど、この街の空気は自分には馴染んでいるなと思ったことが大きかったですねー。

確かに移り住んだばかりの頃は何を見るにも最高に感じられました。

けれど、本当の街の魅力って、そういうところとは違うところにあるんだなと分かりました。

街の魅力は観光地では見つけられないってことですよね。

住んでみて一番に思ったのが、この街に住んでいる人がゆったりしているということです。

お互い競いあうような会話があまり聞かれません。

というか、単純にみんな、自分のペースで生きている感じなんですよね。

肩に力が入っていないというのでしょうか。

街の空気は、そこに住む人がつくるんだなあと、今でもそれは住んでいて思います。

あと、やっぱりご年配の方率が、前の街より結構高いですねー。

なんか湘南とかいうとオシャレなイメージありますけれど、あれって観光地周辺の話なんだなって今は実感しています。

実際は、スーパー多くて、病院多くて、福祉も充実しているっていう、なんか実利に特化している街です、藤沢市って。

だから、ある意味派手さがない。

地味ってことじゃないんですよっ!って、あっ、余計なこと言う必要ないのか、あっ。

ただ、観光地の辺りは本当におしゃれなんですよね。

歩いている人もオシャレだし、カフェやレストラン、インテリアショップもすごく洗練されています。

でも、そのおしゃれさって、たぶん、住民じゃないっていう。

たぶん、おしゃれして楽しむぞ!っていう観光客の皆さんが作っている空気なんだと思います。

だから、湘南エリアがおしゃれなのではなく、オシャレな意識を持ったひとが集まるエリア(主に観光地)はおしゃれになって行くっていうことなんだと思います。

だからあれって、東京とかその辺のオシャレな人たちが作った空気?なのかなあ。

統計とったわけじゃないので主観ではありますが、たぶんそうだと思う。

だから、よく家の販売の広告で「湘南ライフ」的なチラシ見かけるじゃないですか。

で、ヤシの木と海と、洗練された南国調のインテリア、あとサーフボード置き場なんかも作れる、みたいなの見かけるんですけれど。

湘南地区に住んだだけで、オシャレな生活がガラッと変わったりはしないんだよなあって、今は思います。

あの広告には、まやかしが沢山仕込まれていますよ。

もちろん嘘はいっていないです。

言い換えれば、夢が、たくさん詰め込まれているっていう。

でも、僕らが生きているのは現実と日常。

だから、住処が変わっても、元々そういう洗練された自己像やオシャレさの自意識がないと、意識の高いオシャレな生活にはならないんだよなあっことなんだと思います。







まとめ|ご移住は、計画的に。

住処かが変わったところで、自分の気持ちが切り替わるかというと…。

前に住んでいたときにダメだったことはたぶんそのままダメ。

前にうまくできていたことはそのままうまくできる。

っていうことは多いと思います。

ど田舎→都会とか、都会→ど田舎ぐらいのふり幅があれば、話は別でしょうけれど、京都の雰囲気が好き!とか、北海道の札幌の雰囲気が好き、とかで引っ越しても、自分の精神性を街が変えてくれるわけではないってことがいいたいのです。

引っ越して気持ちを切り替わる部分も確かにあるにはあります。

自分を一度リセットすることができたり、客観的に一から作り直していったり。

あと、その街の特性に自分の趣向も多少の趣向は変わると思いますけれど、根本的な部分は変わらないわけなので、まあ、生活はそんな激変はしない。

だから、例えば「都心につかれたからって、どっか離島に住んで自分をリセット」とか、これ危険だなと江のくんは実感しました。

都心で疲れた理由が明確で、それが離島で解消される理由が説明できるならありかもですが、なんか離島って、癒されるし、スローライフでしょう?なんか、都心の人ごみにつかれたから、もう思い切って離島に引っ越そう!みたいなのはやっぱりダメっていう。

や、正直、江のくんこれに半分足を引っかけていましたけれどね。
江のくん
江のくん

だから、移住、引っ越しって、前のうまくいかなかったことをなくす効果は無いなと思いました。

どこに行ったって、仕事はしないとならないし、どこに行ったって人付き合いはなくならないですしね。

江のくんがダメだったのは、江の島の近くに住んだら、なんか楽しくなりそう。とか、マジで思っていました。

明確な理由なく、マジで思っていました。

だから、その辺が、街から常に与えてもらえないことに肩透かし食らってちょっと虚無感あったのですが、今は自分から湘南地区の面白いことを探しまわって、そしたらあるわあるわと楽しいことが沢山発掘できて、結果移住して良かったのですが。

ということで、移住でものすごく自分の生活を変えられるっていう期待は抱いてはいけないって思います。

引っ越しても自分は自分のままです。

自分が変わる瞬間というのは、自分自身が変わろうと決意した時なんだと思います。

逆にいえば、移住はそれほど人を変えないのですから、それほど重く考えなくてもよい?のかな。それはまた話が別かな。

うーん、どうなんだろう、機会があればまた続きを書いてみたいなと思います。

ということで今回はこの辺で終わりにします。

江のくん
江のくん
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!