鵠沼駅(江ノ電)|ダブル江ノ電が見られる駅は、高級住宅地「鵠沼」です!

みなさんこんにちは!
江ノ島大好きカモメの”江のくん”と申します。
今回は、江ノ電の駅を全部紹介しちゃいますシリーズ、駅番号は”EN4”。
ということで、藤沢駅より4つめの駅である「鵠沼駅」を特集します!!
「鵠沼駅」という名を聞いて、藤沢市民とそうじゃない人たちで反応が分かれると思います。
■藤沢市民=「高級住宅地」の鵠沼松ヶ丘の辺りに住んでいるハイソな人たちが利用する駅
■そうじゃない=住宅地だけで、なにもなくね?
で、これ、どっちもその通りなんです。
観光でこられている方からしたら、鵠沼周辺の車窓からの景色は家ばかりでつまらない。それに、降りても観光地もないし、つまらない。
ようは、つまらないんです。
けれど、実際は歴史ある高級住宅地で、この辺はすごく素敵なんですよ。
つーことで、その歴史を簡単にご説明しちゃいます。
明治19年に外国人が持ち込んだ文化「海水浴」が、鵠沼で始まりました。
明治ですよ、明治。その時代に海水浴!
で、その翌年に東海道線藤沢駅が開通することで、東京の山の手の方々の別荘地として発展していきます。
海からの飛び砂を防ぐために、初期の頃に植えられた松の木々は松林になるほどで、鵠沼松が岡はその名の通りに、松をお庭に所有するお宅も多く、散歩していると「住宅地の中に松林!?」と思う場所も、あるくらいなんです。
そんな松の木々は、よくよく目を凝らすと江ノ電の車窓からも見ることができますよ。
今度乗ったときは、鵠沼周辺で松探し、してみてください。
そしてこの駅は、江ノ電的にも独特なスポットなんです。
一番は、ダブル江ノ電が見られる絶好の江ノ電スポットということ!
かつ、江ノ電唯一の地下に降りた改札という、江ノ電マニアはスルーしてはいけない駅なんですよ。
(そして、一般の方は、ぜひスルーして、その先の観光をお楽しみください)
そんなおハイソな鵠沼駅の、隅から隅までご紹介いたします!
ちなみに江のくん、今回はおハイソな駅ということもあり、おハイソな方をおもてなしするノリでいつもより少し丁寧めに行きますので、よろしくでーす!!
目次
1.鵠沼駅の魅力度パラメーター(※江のくん調べ)
駅札の下側をご紹介いたします。
下側に、松のデザインがご覧いただけますよね。
鵠沼といえば、高級な場所、そして、松、なのでございます。
①高級住宅地ポイント ★★★★★
山の手の方々の海水浴場の別荘地でございました鵠沼は、オシャンな邸宅で構成されております。
②松ポイント ★★★★★
鵠沼松が岡、という名の由来ともなりました松の木々は、現在もいたるところに残っております。
また、オシャンな邸宅のお庭には、決まって松の木が生えております。
この家も、あの家も、と、散策すれば、お庭の松の木を見つけられるでしょう。
③観光地ポイント ★☆☆☆☆
上記の通り、高級住宅地ですので、観光のようなものは一切ございません。
鵠沼駅から歩いて海岸沿いまで出ることもできますが、観光のためでしたら、鵠沼駅で降りることはお勧めいたしません。
2.鵠沼駅の特徴
それでは、鵠沼駅の特徴をご説明させていただきます。
分かりやすい特徴としましては、
①同時刻に江ノ電がホームの両サイドに到着いたします。
(そのため、電車の到着時刻は始発、終電近くの時間をのぞいて、毎回同時に到着いたします)
②ホームの形は、ミトコンドリア型となっております。
③改札は江ノ電で唯一の地下に降りる形となっております。
④屋内型の待合室がございますし、屋外にはベンチも置かれております。
⑤お手洗い等も江ノ電の駅の中ではしっかりしたつくりとなっております。
⑥改札は二つございます。北側は階段、南側はエレベーターでの上り下りとなっております。
⑦ホームの南側先端から、江の島をご覧いただくことができます。
これらの詳細は、4番でお写真を使いご説明させていただきますので、ご興味のある方はそのままスクロールしてみてください。
3.鵠沼駅の観光・楽しみ方をご案内いたします
一般の方々が楽しまれるような場所のご用意はございません。
もし、鵠沼松が岡周辺の雰囲気を散策したい方は、江ノ電駅が松ヶ丘1丁目ですので、そこから6丁目に向かって歩かれてみることをご提案させていただきます。
地図で見ていただきますと、中央にあるのが鵠沼駅で、こちらから西に向かいますと、1丁目から2丁目、3丁目と町名が変わり、その先に小田急線の鵠沼海岸駅の方に抜けることもできます。
ちなみに、湘南の海岸沿いにあるようなフォトジェニックな色彩の建物はそれまで多くはなく、落ち着いた邸宅が多い印象です。
とはいえ、本来観光地区ではございませんので、住まわれている皆様にご迷惑のないよう、散策される場合はご配慮のほど、よろしくお願いいたします。
4.鵠沼駅を写真で隅々までご紹介!
これから、鵠沼駅を端から端まで、上から下までポイントをすべてお見せいたします。
まずこちらは、ダブル江ノ電でございます。
始発、終電間際の時間を除いて、全て同時に到着いたします。
江ノ電ファンなら、江ノ電に挟まれる体験ができるという意味で、魅力のあるホームかもしれませんね。
こちらは北側のホーム端にございます。
正面は藤沢側。
こちらにある階段を下っていきたいと思います。
屋外が基本の江ノ電で、唯一地下のある駅です。
江ノ電を利用している感覚でいるので、ここはどこ?と、妙な気持ちになってしまうものです。
お手洗いはこちらにございます。
室内のお手洗いですので、割合きれいです。
そしてこちらが券売所となっております。
電光掲示板がございますが、お時間をご覧ください。
どちらも「9:05」到着となっております。
このように、鵠沼駅は、江ノ電が同時に到着する駅なのです。
改札手前には、広報等が置かれております。
さて、反対の南側の改札手前には、江ノ電駅恒例の”ニュースくん”が置かれております。
また、こちらはエレベーターのみとなっております。
車いすの方が、階段の混雑に巻き込まれずにゆったりとご利用いただける形式ですね。
外から見た江ノ電入り口でございます。
こちらは西側の、鵠沼松が岡の方向です。
こちらの利用者が多いため、看板も新しいです。
そして、ホーム前は視界がふさがれております。
さて、反対側の東側の出口でございます。
こちらの看板は古いままでございます。
また、線路は結構高い位置にございますね。
さあ、再びホームに戻ってまいりました。
ちなみに見ていただくと分かるのですが、ホームが歪曲しております。
上空から見ると、江ノ電の駅は両サイドに電車が到着する駅に関しましては、ラグビーボールのような楕円形となっております。
わたくし江のくんは「ミトコンドリア型ホーム」と勝手に名付けております。
これは単線が駅に入るときに複線となることが理由ではないかと思われます。
屋外には椅子も置かれております。
そして、ガラスで覆われた待合所もございます。
さあ、それでは最後に、南側の先端に立った時のその先の景色をご覧ください。
ここはホームの先端が細まっており、思わずギリギリまで近づきたくなってしまいますが、江ノ電が来るときは、運転手に警笛を鳴らされてしまうため、少し離れたところからご鑑賞いただくことをお勧めいたします。
ちなみに、よく見ると、江の島が見えるのがお分かりいただけますでしょうか?
線路の奥の、江の島のタワーであるシーキャンドルがございますよね。
あそこが、江の島です。
面白いことに、この先の江ノ電駅である湘南海岸公園駅や、江の島駅からは角度的に江の島をご覧いただくことはできません。
少し離れた場所だから、見えやすいのでしょうね。
まるで江ノ電が、世界の構造を説明しているようにも感じられます。
さて、いかがでしたでしょうか。
観光で立ち寄る駅ではありませんが、周辺に住まわれている方々の足として重宝している駅でございます。
ですので、意外と乗降者数は多い駅でもあります。
そして、江ノ電の中でも、実は多くの特徴をあわせもつ駅だとわたくし江のくんは感じております。
つたない説明ではございましたが、最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
またお会いできる機会を、心よりお待ち申し上げております。
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