明月院・本堂後庭園|秋の特別参拝で見られる丸窓の裏の世界を大公開
明月院の本堂には、わびさびを感じさせるうつくしい「丸窓(悟りの窓)」があります。
人気のある明月院の丸窓は、写真をとるために沢山の方が行列をつくることもおおいのが特徴です。
そんな、自然の景色を取り入れた丸窓の風景ですが、
丸窓の奥って、どうなっているのかを知りたい方もいらっしゃるはず。
実は、明月院の丸窓の奥の庭に、ある一定のシーズンなら入ることができちゃうんです。
それが、あじさいの咲く季節と、紅葉が見ごろを迎える季節の2つのシーズン。
本記事では、風情のある景色の広がる丸窓の奥に広がる「本堂後庭園」に入れる時期や、入館料などの基本情報をお伝えいたします。
また、紅葉のシーズンに見られる本堂後庭園内の景色もたっぷりご案内いたします。
目次:見たいところに移動します1.本堂後庭園の入り口や参拝料について
1.本堂裏庭園の入り口や参拝料について
入り口の場所
本堂の左端から奥に進むと入り口があります。
参拝期間
あじさいシーズン:6月初旬から末まで
紅葉シーズン:11月中旬以降から12月中旬まで
特別拝観料
本堂後庭園の特別拝観料は、1人500円です。
なので、大人の方は本堂とあわせると1人1000円の拝観料が必要となります。
明月院は近隣のお寺の相場と比べてもお高めな拝観料金。
けれど、それでも参拝客は結構多いんです。
きっと、それだけ境内の見ごたえがあるってことなのでしょうね。
2.紅葉で染まる本堂後庭園の景色を大公開
ここからは、紅葉シーズンの本堂後庭園の境内の景色をご紹介いたします。
本堂後庭園の雰囲気がしっかりと伝わるように、入り口から庭園の奥に向かって進む順番ごとに、庭園の景色をお見せいたします。
①庭園の入り口
本堂後庭園に入ってすぐのエリアです。
さっそく人がたくさんいます。
それもそのはず。
たくさんの紅葉に包まれてうつくしい景色が広がっています。
そして、写真を撮るみなさんのお目当ては…。
②丸窓(悟りの窓裏から)
悟りの窓の裏手側の様子も見ることができるんです。
③太陽と紅葉
早い時間に入ったこともあり、やわらかい日の光と紅葉がとけあって、景色がとても神秘的です。
④間近で見た紅葉
赤い色のグラデーション、じーっと見ていると時間を忘れます。
⑤庭園内の窯
庭園内には、割と大きな窯があるんです。
昭和初期の窯とのこと。
今は使われていないようですね。
⑥庭園内の井戸
井戸も見つけました。
こちらも未使用で保管されているようです。
⑦庭園の一番奥
それなりの広さのある庭園ですが、一番奥には立札と何か植物が植えられています。
看板があるので近づいてみると…。
なんと、ヒメアジサイのさし木であることが分かりました。
境内で大切に育てられているからこそ、6月にうつくしいヒメアジサイを咲かせるわけですね。
明月院のヒメアジサイは、明月院ブルーとも呼ばれ、大変有名があります。
実際、あじさいで有名な鎌倉の中でも1~2を争う人気のスポットとなっております。
そんな明月院ブルーについては、こちらでたっぷり鑑賞いただけます。
どうぞご覧ください。
境内奥から山並みを見上げたようす。
色づく木々は、奥側には少ない。
どうやら見ごたえのある紅葉は、境内の入り口に集中しているようです。
3.本堂後庭園にいる「赤地蔵」「青地蔵」
本堂後ろ庭園には、赤地蔵と、青地蔵がいらっしゃいます。
愛らしいお姿なので、ここでご紹介いたします。
赤地蔵
立札の言葉から、上品さがうかがえますね。
青地蔵
青地蔵は、可愛らしい男の子のような言葉づかいです。
紅葉に包まれた境内で、穏やかにたたずんでいます。
ウサギと地蔵
こちらはウサギと一緒にいる地蔵で、色はついていません。
とはいえ、愛らしさは変わりないですね。
4.本堂後庭園のベストスポットはここ
本堂後庭園を奥に進むと、花しょうぶの池があります。
初夏に花しょうぶを咲かせますが、秋は花を咲かせないためスルーしがちです。
けれど、花しょうぶの池からは、本堂の裏手を真正面から一望できるんです。
上記の場所が、おススメの撮影スポット。
この位置から本堂側を見ると…、
このように、本堂裏手を中央に、紅葉の木々を眺めることができます。
5.まとめ|一度はのぞいてみたい世界、本堂後庭園
まとめ情報・本堂後庭園へは、本堂左脇に入り口がある
・本当後庭園は、あじさい・紅葉の2シーズンの時のみ参拝できる
・参拝料は、1人500円
・見ごたえのある紅葉は、本堂後庭園入り口側に集まっている
・愛らしい赤地蔵・青地蔵は、本堂後庭園で見ることができる
丸窓の奥の世界である本堂後庭園は、そこまで広いわけではありません。
けれど、なかなか見ごたえのある紅葉を鑑賞することができるスポットといえます。
紅葉がギュッと詰まった境内の景色を見たい方にはちょうどよいスポットではないかと思います。
もし、広い境内の紅葉を鑑賞したい方は、明月院から徒歩圏内にある「長寿寺」や「浄智寺」あたりもおススメです。
Comments