極楽寺|たくさんの霊場札所を務めるパワースポット極楽寺の情報満載
みなさん、こんにちは。
鎌倉散策が日課の健康カモメ、”江のくん”と申します。
今回ご案内するお寺は「極楽寺」です。
極楽寺といえばあじさい寺として有名ですよね。
確かにあじさいの美しさにほれぼれしてしまいます、が、ここは複数の霊場札所を務めているお寺でもあります。
また、極楽寺が建てられた時代を歴史から紐解いていけば、極楽寺があじさいがきれいな”だけ”のお寺ではなくなってしまうでしょう。
そんな極楽寺の歴史とともに、境内のご紹介をしていきたいと思います。
(※ちなみに、極楽寺は撮影禁止のお寺のため、境内の写真はありません。)
目次
2.極楽寺のポイントをここにぎゅぎゅっと凝縮してお伝えです!
5.まとめ|季節が詰まったお庭はぜひ生の目でご確認してみてください。
1.極楽寺の地図、アクセス方法
(極楽寺の手前の道路から撮影した江ノ電です)
アクセス:
江ノ電極楽寺駅下車徒歩3分ほどです。
駅の出口とは反対側にあるのが極楽寺です。
なので、駅を出て左手に進み、極楽寺駅を回り込むように駅の裏手側に回り込めばすぐに到着します。
地図:
2.極楽寺のポイントをここにぎゅぎゅっと凝縮してお伝えです!
極楽寺を見るポイントはここにまとめちゃいます!
①境内は季節感にあふれたお庭となっております
極楽寺は入り口から見える参道の桜並木は圧巻で、他にも見事なさるすべりや、梅雨の紫陽花、秋の紅葉と、鎌倉の四季を感じられる空間があります。
②宝物館では圧巻、たくさんの重要文化財である仏像が拝観できます!
貴重な仏像が集まっているため、境内だけでなく宝物館も一見の価値ありですね。
【注意】ただし、春と秋の限られた期間しか公開されません。詳しくは基本情報をご参照ください。
③多くの霊場札所を務めているパワーに満ちたお寺でもあります
鎌倉三十三観音(第二十二番)、鎌倉二十四地蔵尊(第二十番、第二十一番)、鎌倉十三仏(第十二番:大日如来)と、複数の鎌倉巡礼をつかさどっています。
極楽寺について、もう少し深堀り!
極楽寺は、鎌倉で唯一の真言律宗のお寺です。
開山は忍性。
開基は北条重時。
極楽寺が建てられたころは、この辺一帯が「地獄谷」と呼ばれ、居場所のない人のたまり場であり、遺体がその辺に捨てられるような場所でもあったといわれています。
しかし、極楽寺が建てられると、その後身寄りのないひとたちを助けるような施設も作られ、寺院の規模はさらに大きくなっていきます。
最盛期の極楽寺は、七堂伽藍に49か所の子院を有するほどの大大大寺院まで成長を遂げたそうです。
その頃にはもう、地獄谷と呼ばれることはなくなったはずです。
そんな歴史に思いをはせながら極楽寺を見ると、また違った見え方になるはずです。
3.極楽寺の境内を写真なしですが簡単にご案内いたします。
極楽寺の山門。
屋根が茅葺で、味わいがあって素敵ですよね!
入り口は右側から。
頭を下げなければ入れない高さの入り口です。
頭を下げなければ入れないということが、仏教の深い教えを感じさせられます。
入った瞬間、桜並木がスラーっと並んでいます。
桜の季節なら、圧巻ですね!
って、思ったのですが、なんと撮影禁止!
ということで、ここから先は写真で境内をお伝えできませんね。
けれど、とても素敵な境内です。
まず入ってすぐ桜並木が並び、その左手には茶堂や客殿があります。
そして、奥に進むと左手に大きな百日紅の木がみごとで、その近くに子育地蔵があります。
そして正面には本堂があります。
本堂の右手手前には宝物館があり、そこには重要文化財の立像が4つもあるんです!
すごい!
その四つが、
・釈迦如来立像(ご本尊)
・釈迦如来坐像
・不動明王坐像
・十大弟子立像
です。
【重要】ちなみに宝物館は、十大弟子立像の修復事業を行うため、2019年の6月から宝物館(転法輪殿)はしばらく閉鎖となる予定です!!
のーん!!
最後に。
極楽寺の境内で、いつも散歩に来るというご近所の方とお話することができました。
「桜の木の根元に、桜が咲いていて綺麗よ」
と話しかけられ、そのとき撮った一枚です。
その方は、極楽寺に来るのは日課とのことでした。
他にもご近所の方は何人も来ているようでした。
極楽寺は、観光客がよく来る場所ですが、地元の方にも大切に思われている場所なんだなと思いました。
4.極楽寺の基本情報
住所:〒248-0023 神奈川県鎌倉市極楽寺3丁目6−7
Tel:0467-22-3402
拝観時間:9:00~16:30
※宝物館は、4月25日~5月25日、10月25日~11月25日の火・木・土・日に開館します。時間は10:00~16:00で、雨天は休館となります。
※また、極楽寺のご本尊の釈迦如来立像の公開日は毎年4月7日~9日までの3日間のみとなっております!
【重要】2019年の6月より、宝物館は仏像の修復のため長期の閉鎖となります。
見に行くのはいつがいいでしょうか。
「もちろん、今でしょ!」
拝観料:なし(宝物館は300円の拝観料です)
駐車場:なし
5.まとめ|季節が詰まったお庭はぜひ生の目でご確認してみてください。
江のくん、極楽寺の歴史を知らなかったので、単純に桜並木がすごすぎる!とか、あじさいがきれいすぎる!とか、そういったことで今までは喜んでいました。
けれど、ここが「地獄谷」と呼ばれるほど恐ろしい環境で、そこに極楽寺が建てられ、規模が大きくなって行くことで地獄ではなくなっていったという話を知って、極楽寺を見る目が変わりました。
もしみなさんが極楽寺を訪れる機会があれば、極楽寺の歴史とともに、境内の素敵なお庭もぜひ拝観していただければと思います。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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