【天国の海】江の島奇跡の美しい青は、強烈な台風の翌日に訪れました
「湘南の海の色は黒い」
「湘南の海はきたない」
「湘南の海は、ゴミが浮いているから入りたくない」
みなさんは、湘南の海に対するこのような発言を聞いたことがありますか?
ちなみに、普段の天気がいい日は、こんな感じ。
江の島の展望灯台である「シーキャンドル」の中から撮った写真です。
まあ、超絶きれいかというと、確かにそんなこともないかもしれません。
湘南の海だって、本気を出せば、すっごい美しい色に染まるの。
その証拠となる写真を一つ、お見せいたします。
こんな江の島の海の色、見たことないぜ!
スマホ撮りですし、画像加工は一切していません。
実際に存在していた江の島ブルーなんです。
江の島ヘビーユーザーの江のくんも、まず見たことのないうつくしい海の日があったんですよ。
ただ、この写真が撮れた日は、ちょっと特殊な条件があったんです。
ということで今回は、奇跡的な江の島からの美しい海をご紹介していきます。
島内を周遊しながらお伝えするので、江の島から海が一望できる場所を知ることができるという意味でも、お役立ち情報ではないでしょうか。
10年に一度しか見られないんじゃないのか!?って思うほど特別な景色のオンパレードを、どんどんお見せしちゃいます。
目次:見たいところに移動します1.猛烈な台風19号「ハギビス」について
1.猛烈な台風19号「ハギビス」について
2019年10月12日(土)。
日本全国で死者92名、避難民4000人近くを出した超大型の台風19号「ハギビス」。
JRをはじめ、全ての電車は午後から運休することを前日のうちに決定、もちろん江ノ電も午後には運休となりました。
2019年は、19号の前に日本を襲った「台風15号」で大打撃を受けた後だったこともあり、台風の前日にはスーパーから食料品や非常用品が棚から消えるという状況。
当日は、朝から強い雨が降り続き、日中は海沿いや山沿いの方への避難警報が街中に何度も流れるなど、物々しい雰囲気に包まれていました。
訪れる台風の猛威に、湘南ブロガーの江のくんもすっかり怯えきってました。
そして、台風19号が湘南に本気で遅いかかってきたのは夜の18:00頃からです。
江のくんの家の窓がガンガン音を鳴らし、吹き付ける風で家が微妙にぐらぐらし続けます。
雨風の猛アタックが、マジで怖かった。
怖かったです。
で、台風は過ぎさり、結局停電もなく、嵐はおさまっていきました。
境川という、藤沢の街中を通りぬけ、江の島の方へ流れる川の氾濫もありませんでした。
そして翌日、雲をすべて吹き飛ばした晴天の空が、湘南にやってきたのです。
2.江ノ島東浜からの海
風がめっちゃ強い!
と思ったけれど、日曜日だったし空がきれいだったので、江のくんは江の島にやってきました。
そしたらなんか、海の色が、変?
遠く水平線は青いラインのように色が広がっています。
そして、手前側は海水がめちゃくちゃ濁っているんです。
江ノ島西浜からの海
西浜の方に移動してみます。
すると、同様に水平線はきれいな青で、その手前は全部海水が濁っている状態。
そして、遠くに見える富士山がくっきり!
あんまりくっきりときれい過ぎて、結構びっくり。
江の島へ渡るための「弁天橋」の下の階段を下ってみると…
濁った波が打ち寄せてきます。
普段はもっと波が穏やかなのですが、やはり台風の翌日なので波が高いですね。
3.西浦漁港からの海
江の島の仲見世通りの途中にある横道から、西浦漁港の方に抜けてみます。
なかなか風が強い!
そして、全景に広がる海の水が濁りまくっておる…。
周囲はなかなかの荒れっぷり。
砂浜には、電気コンロや靴、瓶など、色々なものが打ち上げられていました。
そして堤防の方には、富士山の方を見てゆったりしている人を発見。
なんか、気持ちよさそうですね。
4.中津宮広場のウッドデッキからの海
参道をのぼり、中津宮の手前にあるウッドデッキまで歩みを進めます。
少し高い位置に来たことで、海の奥の方がきれいな青い色になっているのが見えてきました。
この時点では江のくんの頭のなかは、まだ混乱中。
海の色が濁ってきたないんだか、きれいなんだか、何が起こってんのかわかってません。
見たことのない江の島の色だなって思いました。
ちなみに、途中の絵馬かけが、倒れかけていました。
ところどころに台風の痕跡はありますが、思ったより江の島は壊れていませんでした。
江の島って、なんか強い!
5.亀ヶ岡広場のウッドデッキからの海
サムエルコッキング苑前にある、亀ヶ岡広場のウッドデッキからの景色。
江の島でも一番標高の高いこの位置から見た海は、くっきりと色が分かれていました。
雲一つない空は、眺めていると昨日の大荒れが嘘のよう。
亀ヶ岡広場から奥津宮方面への参道に見える富士山
亀ヶ岡広場から先に向かう道は、実は絶好の富士山スポットがあることをご紹介しちゃいます。
写真正面の下りの階段の位置に立つと…
目の前に富士山がどーんと広がっているんです。
この日はくっきり見える富士山だったので、見ごたえがありました。
6.江の島シーキャンドルからの海
江の島の植物園「サムエルコッキング苑」の中には、シーキャンドルと呼ばれる展望灯台があります。
江の島で一番高い景色はシーキャンドル、ということで、サムエルコッキング苑に入ることにします。
早めの時間にサムエルコッキング苑内に来たのですが、苑内は割と整えられてきれいでした。
けれど、パンケーキで人気の「ロンカフェ」の看板が…。
CAFEの「F」がない!どっか飛んで行ったのか?
一番高いところから海を見たいですね。
ということで、シーキャンドルにのぼってみることにします。
午前中なのもありますが、この日は台風の翌日の影響により、人はずいぶん少ないようです。
シーキャンドルには、誰も待っている人がいません。
ちなみに、風が強いので「屋外展望フロア」「下り外階段」は閉鎖中。
確かに、飛ばされちゃうと困っちゃいますからね。
ということで、シーキャンドルの展望台に到着!
めっちゃうつくしい!!!
到着した瞬間、目を疑うほどうつくしい、江の島ブルー。
海の色が、濁っているのと、うつくしい青なのと2か所に分かれています。
なんで!?不思議…。
時間とともに、富士山にはだんだん雲がかかってきます。
展望台の北側に移動してみます。
すると、境川の河口から茶色い水が排出されているのがみえました。
ちょうど、湘南のイラスト作品が展示されていました。
普段見ることのない、結構複雑な色あいの海。
深い青や、薄く緑がかったところ、あと、泥水が交じり合っているところも。
あまりにも海の色がきれいだったので、江のくんはシーキャンドル内をなんどもぐるぐるしちゃいました。
きれいな海を見ていると、天国にいる気分です。
その後のロンカフェの看板は…?
シーキャンドルをおりて出口に向かう途中、ロンカフェの看板が直されているのが見えました。
F、が抜けていると、変な感じだもんね♪
7.奥津宮の飲食店からの海
江の島の奥にある「奥津宮」の鳥居を抜けた先にある「魚見亭」で休憩をとります。
江の島は、奥津宮周辺の飲食店は海が見える場所が結構多いです。
魚見亭も窓際の席から海が見えるんです。
きれいな海とともに食べる昼食はとってもおいしいですよね♪
魚見亭は、テラス席もあります。
眼下に広がる奇跡の海の色を眺めながらご飯を食べられるって、最高ですね☆
8.稚児が淵からの海
江の島の一番奥にある「稚児が淵」ですが、この日は風や波が強いこともあるせいか、通行止めでした。
実際、いつも歩いている岩場に波がバシバシ当たって流れ込んでいました。
まあ、入れないよな、と見て分かるくらい波が立っていました。
稚児が淵からも富士山を見ることができます。
この日は午後にかけて雲が増えてきてしまいまいた。
けれど、海の色は、相変わらずきれい。
こんなきれいな色の江の島の海が見られる日って、次はいつかなと思いながら江の島を後にしました。
9.まとめ|本気を出した江の島ブルーは天国のような美しさ
そんなわけで、天国のような海に、江の島もなることがあることが証明できましたよね!?
「湘南の海はきたない」
「泳ぐなら静岡の方に行ったほうがいいよね」
わりと、地元の人でもこういう感じなんです。
確かに今回は、奇跡的に珍しい海の色でした。
けれど、普段も天気が良ければまろやかな青緑に染まるのが湘南の海が楽しめます。
なので、地元の人まで、湘南の海の色は汚いと決めつけないでいただきたい!
いつだって和やかな雰囲気の江の島。
みなさんがもし江の島に遊びに来たときにも、奇跡の海の色が見られるといいなと思います!
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