【2019最新】長寿寺|北鎌倉で穴場のお寺。梅雨時の紫陽花は最高!

鎌倉のあじさい















江のくん
江のくん
こんにちは、鎌倉散策大好きカモメの”江のくん”です。
巫女のユイです。よろしくお願いいたします。
ユイさん
ユイさん

今回ご案内するお寺は「長寿寺」です。

ただ、「長寿寺」と、お寺の名前を聞いても、あまりピンと来ない方も多いかもしれません。

なぜなら、観光パンフレットやテレビでもあまり見かけないお寺なんですよね。

知名度が低いということは、大したことのないお寺かもしれない?

いやいや!とんでもない!!

長寿寺は、自己主張しないだけで、なかなか個性的かつ魅力的なお寺なんです!

その魅力をさっくりあげると、

・境内は狭そうに見えて、かなり広い

・書院から眺められるお庭が大変美しい!

・境内の梅雨時のあじさいや秋の紅葉の見ごたえ満点

・長寿寺の外にある道沿いには、大量の紫陽花が咲いていてフォトジェニック!

と、あげたらきりがないのですが、実はいつでも境内に入れるわけじゃないんです。

期間が決まっていますし、天候の影響でも閉門してしまうんです。

なので、境内に入れるのはなかなかレアかもしれません。

それだけに、鎌倉通の間では、ひそかな人気スポットになっているんです。

では今回は、鎌倉通に愛される長寿寺のご紹介をしていきます!







  1. 1.長寿寺の基本情報と、開門期間について
      1. 開門期間
      2. 基本情報
  2. 2.長寿寺のアクセスや地図など
      1. アクセス
      2. 地図
  3. 3.長寿時の歴史を簡単解説!
  4. 4.長寿寺の脇道に咲くあじさいがきれいすぎる!
      1. 隠れたあじさいスポット「亀ヶ谷切通し」
      2. あじさいの混雑具合について
  5. 5.長寿寺の境内にもあじさいスポットはたくさん!
  6. 6.長寿寺のみどころをさっくりご案内
      1. 山門
      2. 本堂と本尊釈迦如来像
      3. 観音堂
      4. 書院
      5. 足利尊氏の供養塔
  7. 7.長寿寺の書院の魅力をご案内(心の静けさを体験できる)
  8. 8.まとめ|最近人気がではじめた、期間限定のこころが静まるお寺です
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1.長寿寺の基本情報と、開門期間について

江のくん
江のくん
境内解放されていなければ、山門からこの景色しか見れません。けれど中に入ると、実はかなり広いんです!

開門期間

まずは一番重要なことなので、しっかりとおさえておいてください!

お寺が開くポイント【時期】

4~6月の花のシーズン

10~11月の紅葉のシーズン

【曜日】

金曜、土曜、日曜の週3回の開門

【天候】

雨天時は拝観休止となるそうです!

あらあ!?
結構境内に入るための条件が多いですね。
ユイさん
ユイさん

そうなんです。

けれど、それがゆえに、参拝出来たらラッキーですよね。

運がよくないと参拝できないレアリティも、隠れた人気を集める理由の一つかもしれません。

江のくん
江のくん
以前は一般公開されていなかった幻の境内。
そこに入れるチャンスがあるだけ、ありがたいな。

基本情報

住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内1520

電話番号:0467-22-2147

開門時間:10:00~15:00

拝観料:300円

2.長寿寺のアクセスや地図など

アクセス

JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩10分ほどです。

北鎌倉駅を降りて、ひたすら南東の大きな道沿いを歩きます。

すると、左手に長寿寺の門が見えてきます。

近くには建長寺をはじめ、北鎌倉の魅力的なお寺が多数ありますね。
ユイさん
ユイさん

地図









3.長寿時の歴史を簡単解説!

当寺は臨済宗建長寺塔頭寺院である。

足利尊氏が邸跡に1336年(建武三年)創建した諸山第一位の列に定めた。

(中略)

尊氏没後、父の菩提を弔うため、初代鎌倉公方足利基氏によって、七堂伽羅を備えた堂宇が建立された。

部分抜粋「長寿寺略縁起」より

江のくん
江のくん
長寿寺は、近くにある建長寺の塔頭寺院だったのか!

塔頭寺院とは?禅宗寺院の弟子が、門徒高層の師匠を慕い、大寺に沿って建てた塔や庵などの小院。

その中でも一番の塔として置いた小院を「塔頭寺院」と呼びます。

あわせて建長寺もまわってみれば、建長寺の塔頭寺院という立ち位置がイメージしやすいかもしれませんね。
ユイさん
ユイさん

4.長寿寺の脇道に咲くあじさいがきれいすぎる!

隠れたあじさいスポット「亀ヶ谷切通し」

長寿寺の脇にとおる「亀ケ谷切通し」。

そこが、北鎌倉の隠れたあじさいスポットなんです!

長寿寺の脇の道ですか?
境内の中じゃなくて?
ユイさん
ユイさん

そうなんです。

境内の外に、あじさいスポットがあるんですよ!

それが、こちらです!

わああ!すごいあじさいがたくさん。
それに、とってもきれいですね。
ユイさん
ユイさん

境内の脇道にあたる「亀ヶ谷切通し」、この道はまっすぐ歩いていくと20分ほどで「銭洗い弁財天」にたどりつけます。

境内に入るには、開門期間や曜日、時間、そして天候といった様々な条件があります。

けれどこちらは境内の外にあるので、いつでも見に行けちゃうんです!

しかも、一般的にはあまり知られていない【穴場スポット】でもあります。

あじさいの混雑具合について

隠れた穴場スポットといえど、日中は通りがかりに気づいた人たちが結構集まっています。

なので鑑賞におすすめはやっはり早めの朝の時間。

あまり人がいないので、あじさいを独占できちゃうわけです。

こちらは休日の10時前ごろの様子。

10時前の北鎌倉はとっくに混雑していますが、長寿寺のあじさいの道はこんなもんです。

江のくん
江のくん
道に余裕があったから、素敵な写真も狙いやすいよ。

そしてこちらが、12時ごろの様子。

あじさいで人気の北鎌倉エリアですから、お昼ごろはさすがに結構混雑してきます。

5.長寿寺の境内にもあじさいスポットはたくさん!

もちろん境内の中にも紫陽花の綺麗なスポットはあります。

境内の紫陽花は、あまり派手さはありません。

通り沿いに、景色になじむように、自然な姿で花を咲かせています。

他の植物とのバランスも、よく調和していますね。

江のくん
江のくん
あじさいがそんなに目立つような配置ではなかったです。でも、境内にはそれなりの数のあじさいが咲いていました。

墓地の手前に大きなあじさい。

そして、墓地の奥の裏山のほうには、たくさんのあじさいが華やかに咲いていました!

本堂脇にもあじさいが品よく咲いています。

やはり、インパクトでいうと長寿寺の外のほうが印象的です。

けれど境内には、華やかさとは違った落ち着いたあじさいの魅力を再発見することができます。







6.長寿寺のみどころをさっくりご案内

境内を散策するうえでおさえておくべきポイントをピックアップします。

山門

茅葺き屋根が印象的な山門。

開門期間にうまく当たらなければ、ここから中に入れないんですよね。

本堂と本尊釈迦如来像

玄関はこちらです。書院とも繋がっており、中ではおしゃべり厳禁です!

ご本尊の「釈迦如来像」です。

そして右手には「足利尊氏像」、左手には開山の「古先印元禅師像」があります。

本堂のヘリに座って、静かに景色を眺めることもできます。

観音堂

こちらも山門と同様に、茅葺き屋根が印象的。

なんと、室町時代に建立され、奈良にあった円成寺の多宝塔を移築してきたものなんです!

書院

広い書院からは、境内の庭を見渡せます。

ちなみに境内ではしゃべってはいけないルールが徹底されています!

詳細は後程!

(書院のことがすぐ知りたい人は、ここをクリックすると移動します)

足利尊氏の供養塔

足利尊氏の遺髪が納められた五輪塔があります。

尊氏の三男の基氏が父親を弔うために建立しました。

7.長寿寺の書院の魅力をご案内(心の静けさを体験できる)

江のくん
江のくん
長寿寺はルールがしっかりとしています。
ここでは、江のくんが長寿寺のルールを守ることで体験したことをお話します。

長寿時の建物の中では、おしゃべり厳禁です!

ちょっとでもおしゃべりしたら、すぐにお寺の方が注意しにやってきます。

江のくん
江のくん
はじめは厳しいなって思いました。注意書きが至る所に書かれていますしね。

本堂に入ったところで、さっそく建長寺での振る舞いが書かれています。

そして、いただいたパンフレットにも、

・写真撮影を目的とした拝観は禁止

・静かに拝観すること

などの「拝観者心得」が書かれていました。

そして、書院で座る赤い敷物にも、紙に書かれているものがあります。

それがなにか、見てみると…。

あら、ここにもあるんですね。
ユイさん
ユイさん

いたるところに注意書きがあります。

注意書きを見ると、嫌だと感じる方もきっといらっしゃると思います。

江のくん
江のくん
江のくん自身、ルールが細かいなんて面倒くさいなって正直思っちゃいました。けれど…。

江のくんは、決まりの通りにしゃべらないで座って大人しくしていました。

すると、あることに気が付きました。

それは、これだけ人が居るのに、周囲の人が全然気にならないんです。

そして、自分の心が、驚くほどまっさらに感じられました。

普段はお寺巡りをしていると、変わったところや見どころを探していたし、仏像の芸術的な美しさにほれぼれとしたりしてます。

なので江のくんの場合、お寺に来ても、頭も体も常にぐるぐる動いていて「うれしい!」「たのしい!」「だいすき!」って気持ちがあふれちゃうんです。

けれど、長寿寺では、黙って座って、ただ庭を見ている瞬間に、そんな心の動きは一切おこりませんでした。

それどころか、頭の中が、すーっと空っぽになって、景色とか、風の流れとか、鳥の鳴き声とか、

そういうものが素直に感じられたんですよね。

とっても不思議な体験でした。

それから外に出て、庭から書院の中にいる方々を見ると、みんな独特の表情や雰囲気をかもしていました。

きっと、こころが静まっているときの人のもつ気配って、こんな感じなんだろうなと思いました。

なので、長寿寺の体験は、自分にとても意味のある時間を提供してもらえたと思いました。

最近は頭を空っぽにする時間なんてなくて、暇ができるとすぐにスマホに手が伸びちゃいます。

便利になったおかげで「なにもしない体験」って、本当にしていないなと思いました。

なので、すごくシンプルなことですが「心を静める」ことができる場所を提供してもらえる長寿寺に強い意味を感じました。

みなさんも、忙しく観光を回るのではなくて、心静めるという体験をしに長寿寺に行かれてみると、いいかもしれませんね。

江のくん
江のくん
素直な気持ちになれた気がします。
自分の気持ちとか、見える景色とか、音とか。とってもよかった!




8.まとめ|最近人気がではじめた、期間限定のこころが静まるお寺です

長寿寺の情報をまとめると…

・境内参拝は春と秋の金~日。また雨天時は閉門となります。

・足利尊氏の邸宅だった跡につくられた塔頭寺院

・境内や書院内では私語厳禁

・境内のあじさいは控えめで自然に咲いている

・長寿寺の外のあじさいは、見ごたえ十分の穴場スポット!

私語厳禁を徹底しているだけあって、なかなか普段できない体験ができました。

あじさい目的で来られる場合は、長寿寺の脇に咲くあじさいが特に見ごたえ抜群!

鎌倉の中でもかなり【穴場】の長寿寺は、ぜひきた鎌倉散策で行かれてみることをお勧めします。

誰かに長寿寺を紹介したら、相手はみなさんのことをきっと「鎌倉通」に感じるはず。

江のくん
江のくん
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
江のくんおしゃべりだけれど、たまには大人しくしようかな。